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個人タクシーを売却時に買取査定金額が上がるグレード、オプション装備を解説

車両の代替え、廃業をご検討されている個人タクシー事業者様は昨今の社会情勢の影響もあり、少しでも高くお車の売却をしたいと考えられているのではないでしょうか。
タクシー車両の買取査定額を上げるためには、高く買取をしてもらえるタクシー買取店探しは非常に重要ですが、お車の購入時に手放す時の事も考えて事前にリセールバリュー(再販価値)を考慮したお車選びが大切です。
つまり、お車の購入時にどれだけ値崩れしない車、グレード、オプション装備を選ぶかが手放し時の査定額に直結することになります。
そこで、当コラムでは車種別におすすめの条件を解説します。

■タクシー車両の買取相場の決まり方

まず最初に買取金額を上げるうえで一番重要な事前知識として、どのようにタクシー車両の買取相場が決定されるかについて解説します。
結論から申し上げると、それは【どれだけその車を欲しがる人がいるかという人気の度合い】によって金額が決定することになります。
ではさらに深掘りして、どのような人が元個人タクシーの車両を欲しがるのかという事に焦点を当てると以下の2つのパターンに分けることができます。

個人タクシー事業者

個人タクシー事業者さんが営業車を自家用車として利用することはありますが、国内の一般消費者の方が行灯(あんどん)やオートドアが付いている車をマイカーとして所有することは無いため、いかに全国の個人タクシー事業者の方が欲しいと感じるメーカー、車種、グレード、装備を選ぶかが1つのポイントになります。
そのため、一部の熱烈なファンがいるようなニッチなメーカー、車種よりもなるべく多くの方が欲しがるような万人ウケする条件を選ぶと良いということになります。

海外のユーザー、業者

もう一つのパターンは、日本国内の事業者ではなく、海外のユーザーの方に人気な条件を選ぶことになります。
おおよそ、タクシー買取専門店で買取した車両の80〜90%は日本国内ではなく、海外に輸出されるため、どちらかと言えば、こちらの海外ユーザーをメインに人気の度合い=流通相場が形成させることになります。

■売却時に高く売れるメーカー

トヨタ

前述の通り、海外のユーザーに人気があるメーカーと言えば、やはりトヨタになります。
ヨーロッパ、アジア、アメリカ等、世界市場で圧倒的な人気を誇るため、間違いなく個人タクシー車両で一番リセールバリューが高いメーカーです。
特にメーカーに拘りが無い方はトヨタ車がおすすめです。

レクサス

トヨタと同様に、レクサスも海外で非常に人気があるため、リセールバリューが高いメーカーになります。
ただし、手放し時の買取査定額は高いですが、購入時もそれに比例して高額ですので、ご予算や好みで選ばれるのが良いでしょう。

日産、ホンダ、マツダ、メルセデスベンツ、BMW等も世界市場では人気なメーカーになりますが、個人タクシー歴のある車両に関しては、どうしてもトヨタと比較するとリセールバリューの観点では見劣りしてしまい車種、年式によってはトヨタの同格車両と比較して、半額〜5分の1程度になってしまう可能性があります。
逆に言えば、それだけトヨタ車は走行距離の多い車両でも故障が少なく、人気がずば抜けて高いメーカーになります。

■車種毎の人気オプション装備、グレード

210系クラウン

210系のクラウンハイブリッドは、平成25年1月〜平成30年6月まで販売されていた今日現在、最も多く個人タクシーとして登録されている車であると思われます。
故障が少なく、万が一故障をしても他の車両と比較して修理代が安いことも大きなメリットです。
タクシー買取王ではこれまで50万キロ超えの210系クラウンHVを買取させて頂いた事例も多くあり、メンテナンス次第ではそれだけ長く使用することができる車両です。

210系クラウンハイブリッドの人気グレード
210系クラウンの高額査定が期待できるグレードは、下記の通りとなります。
1位 アスリートG
2位 アスリートS
3位 ロイヤルサルーンG
4位 アスリート、ロイヤルサルーン
6位 ロイヤル
これらの順位は装備や状態、手放し時期などあらゆる条件により変動することはありますが、概ねこのようなイメージになります。
アスリート系は購入時も高くなる傾向にありますが、同じような条件でアスリート、ロイヤルが展示されていればアスリート系の方が売却時に高額査定が期待できるためおすすめです。
また、ハイブリッド車両はおよそ15〜20万キロのサイクルでハイブリッドバッテリーの交換(おおよそ20数万円の費用)がありますが、自家用車と比較して走行距離が圧倒的に多いことからやはりハイブリッド車を選ばれるのが無難でしょう。

210系クラウンの高額査定が期待できる装備
クラウンに限らず、トヨタ系のタクシー車両で一番買取金額アップに繋がる装備は、
「サンルーフ」になります。
サンルーフ付のタクシー車両は10万円〜20万円程査定額がアップする可能性があり大変おすすめです。
サンルーフ付車両は購入時も高くなってしまうため、「サンルーフはいらない」という方には不要かもしれませんが、サンルーフの有無で迷っている方は、売却時に査定額がアップしますので良いかもしれません。

逆にオプション装備を追加してもあまり売却時に査定アップにつながりにくい装備は、レザーシート(革シート)、エアロになります。
また、ナビの種類も査定額に大きな影響を与える要因の1つで、メーカーオプションナビが一番良く、次いでディーラーオプションナビ、社外ナビの順番で査定額が下がります。
イメージ的には日本国内の個人タクシー車両のクラウンのほとんどがメーカーナビかディーラーナビのため、社外ナビの場合は相対的にマイナス査定となってしまうとも言えます。
それだけ海外のユーザーにとっては、エンジン始動時にトヨタマークが表示されるというのは魅力的なのかもしれません。
以上のことからナビに迷った際は、メーカーナビ、もしくはディーラーナビがおすすめです。

220系クラウン

基本的な考え方は210系クラウンと同様で、こちらもRSアドバンス、RSなどスポーツ系のグレードが売却時には高額査定になりやすくお勧めです。
また、サンルーフ付き車両は10〜20万円査定額アップが期待できます。

新型クラウンについての考察

210系、220系からの経験から推測すると、新型クラウンについてもスポーツ系のグレード、サンルーフ付きが売却時に高く売れる条件になると考えられます。
もちろん、数年後の売却価格については断言できませんが、これまでの海外人気を考慮するとほぼ間違いないかと思われます。

アルファード、ヴェルファイア

アルファードとヴェルファイアの高額査定になりやすいグレードについては、メーカーが設定している高グレード順にそのまま査定額が変わってきます。
購入時も高額になりますが、やはりエグゼクティブラウンジ、SCパッケージなどの高グレードは売却時にも高額査定になります。

絶対に付けておきたいオプション装備は、ツインムーンルーフ(サンルーフ)、リアエンターテインメントシステム(後席モニター)の2点になります。
上記の2つのオプション装備はメーカーオプションのため、後から取り付けることができないため、事前に十分なリサーチをおすすめします。

また、エアロについてはクラウンでは査定額に大きな影響を与えませんが、アルフアルファードに関しては、アルファードが高く売れるマレーシアで非常に人気があり、特にTRDエアロ装着車両は高額査定が期待できます。
その他、細かなオプション装備では、デジタルインナーミラー、スペアタイヤ(パンク修理キットでは無く現物のスペアタイア)、寒冷地仕様などがアルファード、ヴェルファイアを高く売却するための人気装備になります。

レクサスLS、ES

クラウン、アルファードと比較すると国内でタクシーとして使用されている車両は少ないですが、海外でもレクサスは非常に根強い人気を誇っており、過走行車両でも高額査定が期待できます。
基本的な考え方はクラウンと同様でスポーツ系のパッケージ、サンルーフ付き車両は特に高く売却することができます。

■まとめ

今回のコラムでは高く売却することができる車種や装備について解説させて頂きました。タクシー買取王では主に関東圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)を中心にタクシー車両の買取、販売をしています。これから代替えを検討されている個人タクシー事業者様で、どのようなグレード、装備が良いか迷っている方は無料にて後で後悔しないための価格調査を致しますのでお気軽にお問合せください。
また、今乗っているタクシー車両がいくらなのか、いつ手放すと損をしないのか等最適な売却時期を逃さないための相場分析も無料にて実施しています。
タクシー売買についてのご質問は、タクシー買取王にお任せください。